特大貨物は、一般コンテナに積み込むことができないため、海上輸送ではオープントップコンテナやフラットラックコンテナなどの特殊コンテナで輸送することになります。しかし、海上輸送の過程で貨物本体が露出するため、湿気や浸水などの破損が懸念されます。そこで、そのような事態を未然に防ぐため、一般的には、お客様に真空引きや木箱作りなどの作業を行うことを提案します。
基本的な作業手順は以下の通りです。
1)クレーンなどで貨物を吊り上げ、あらかじめ作っておいた木製パレットに乗せる。
2)貨物をアルミ箔で覆い、エッジシール処理を行う。
3)真空引き装置で貨物から余分な空気を抜き、封をする。
4)木板を被せて木箱を作る。
5)木箱に防水布をかぶせる。